『自分らしい結婚』をするためには、自分の魂を解放して自由になること。
そして自分と同じくらい魂の自由な人と結婚すること、結婚して一緒に自由な魂になっていく、そのための結婚をすることがとても大切です。
そのためにもお互いに、経済的、精神的にも自立しているべきなのです。
結婚とは支え合うことではありますが、お互いに精神的にも経済的にも自立している者同士の間で支え合った方が、バランスが保ちやすいのです。
幸せな結婚したいなら自立する
母親と父親間で交代不可能な本能の違いもありますし、個人の能力によっても、役割の向き不向きがはっきりしてきます。
ですから、ぴっちり線を引いたように、何もかも平等に半分ずつ分担するのは、合理的ではありません。
ですが、それぞれの能力を生かして、うまく役割分担をして、二人三脚みたいな一体感が生まれると…
このようにしみじみ幸せになれるものです。
問題なのは、人間は自立の道を絶たれると、どうしようもなく不安になってしまうことです。
このように、思いが意識の奥底に根付いて、これが間違った発想で悪く影響してしまいます。
すると、パートナーをコントロールしようとしてしまったり、しがみついたり、いつも漠然とした不安に包まれてしまったりするのです。
経済的な自立といっても、別に双方が同じくらい稼いでいないといけない、というのではありません。
『お互いに自分のことは自分でできる』という自信があるということです。
全く働くことを経験しないまま結婚する人も、いざとなったら自力でなんとかするという覚悟があればいいでしょう。
今の時点では働いていても、ある日突然働きたくなくなって仕事をやめてしまったり、何らかの理由で働けなくなったりすることもあるのです。
また、経済的には自立しているけれど、精神的には全く自立していない人もいます。
そういう人は、一見しっかりしていそうでも、パートナーが自分の言いなりになってくれないと気が済まないとか、いざという時に頼れないとか…
そういう人にとって経済的な安定は、自分の精神面の弱さをカバーするためのものなのです。
経済的にも、精神的にも、いつかバランスが取れるようになるだろうと、片一方が支えても、これはさらに依存を強くさせる悪循環になってしまいます。
相手を必要以上にコントロールしすぎたりする傾向があると、『依存』しているという可能性がありますから、気をつけましょう。
自分が精神的にも経済的にも自立しましょう。
魂的に自由で幸せであるという基盤が、幸せな結婚の基盤になるのです。
自分の魅力を相手にわかってもらう
『自分に合った結婚相手』を見つけるために…
このようなことは、後回しでいいのです。
そんなことは、魂レベルで準備をして、魂レベルでターゲットを見極めてからやればいいのです。
はっきりいって、挙式の日にちが決まってからでもいいくらいでしょう。
正しいターゲットを見極めないまま、ただ外見を磨いても、それに魅せられて寄ってくる人は、自分が求める相手ではありません。
太めの自分を目の前にして…
こんなふうに言っている人には、いくら急激にダイエットしても好きになってくれないでしょう。
そして、自分が太ろうが、痩せようが、メイクしていても、スッピンでも、変わらなく愛し続けてくれる人を見つけないといけないのですから。
さらにいうと、1番ブサイクで最悪な気分の日に…
このように言ってくれるような人を最愛の夫に持ちたくありませんか?
自信が持てるメイクとファッション
まずは魂レベルで自分を見つめて、魂レベルで自分を解放することにフォーカスするために、魂レベルで自分を解放する美容やファッションについて考えてみましょう。
あれこれ気にして自分を制限するファッションではありません。
より自分らしい自分をサポートしてくれるファッションやメイクです。
少しくらい食べすぎてお腹が太めになっても気にならないカットのシャツ。
足がむくんでもカバーしてくれるシルエットと長さのスカートやパンツ。
飲みすぎで顔がむくれても、それがセクシーに見えるメイク。
面倒臭い時でも、寝坊した時でも、それなりにシャンと見えて、それでいて楽な着心地の服。
最悪洗いっぱなしでもオッケーなヘアスタイルなど。
自分をがんじがらめにするプロセスから救い出してくれるファッションや美容にフォーカスしましょう。
すると、服やメイクを見る目が変わります。
このように、自分が気に入らないところを、ひとりで気にし出したらキリがありません。
他の人にしたら、どうでもいいことで、ましてや魂のパートナーにしたら、本当にどうでもいいことなのです。
そんなことを指摘するような人とは、結婚するべきではありません。
見せ方次第で美しさをアピール
人間の魅力とか美しさは、原型の形ではなくて、見せ方で決まってくるものです。
どこから始めたらいいかわからなければ、まずは髪型から。これは腕利きの美容師さんに頼めば、かわいい髪型にしてもらえます。
そして眉毛、指先、チークの入れ方、靴など、先端から決めていきます。
アメリカでは一般的に、美しい歯並び、あご、眉毛、頬骨を強調すると、ビューティフルに見えるとされています。
自分をとことん見つめて、自分のパーツ全てが1番良く見えるように工夫してみましょう。
それも頑張らなくても自然体で可愛く見えるように。
人の魅力というのは…
このような時に輝くのです。
もともと、ないものを無理やり自分にくっつけようとしても、それを魅力的に見せるのは難しいです。
まずは、ありのままの自分に自信を持って、自由になりましょう。
ファッションや美容は、それをサポートするためにあるのです。
アメリカでは、どんなにプラス・サイズの人だって、上手にオシャレしています。
優れたデザインの服は、それなりのシルエットと肩、膝下、手首などにチャーム・ポイントを与えてくれます。
こんなふうに悩まないで、自分の良いところをどうやってアピールするか、考えてください。
そして仕上げは、なんといっても魂と性格の魅力。
これがなければ、どんなに外見をアピールしてもダメ。
そして自分自身がハッピーでなければ、美しさは出てきません。
理想のパートナー像をしぼる
職場の環境などにもよりますが、一般的には、いったん社会人になってしまうと、学生の頃と違って、出会いのチャンスはグーンと少なくなる人の方が多いのです。
そして、仕事に追われ、帰宅時間も遅くなって、会社と自宅の間を行き来するのが精一杯になってしまいます。
出会いの求める余裕がなくなってしまう状態が続くと『出会いに恵まれない運』『結婚できない運』を自分で創ってしまいます。
出会いの場所へ行く
とにかく結婚に発展する出会いに尻込みしていては、好調なスタートは切れませんよね。
恋愛するにも勇気はいりますが、結婚と考えると、さらにガードが固くなりそうです。
どうして失敗を恐るかというと、自分が何に向かっているのか、わからないからでしょう。
どこか素敵な場所に行きたいのはわかっていても、そこがどこなのか、どうやって行けるのか、何も見当もつかないまま、電車に飛び乗るようなものです。
なんていう他の人の話は無視してください。
お買い物に出かける時に…
こんなこともあるのですが、これだって、まずは『自分が出かける』という行動から始まっています。
そして不意に好きなものに出会ったとはいえ、でもその潜在意識の中には『自分が探しているもの』のイメージがあったわけです。
そして『自分に結婚相手が現れるのを待つ』というよりも、現れやすい状況を創るようにしましょう。
事実、このようにいう人のほとんどが、毎日の生活パターンが決まっていて、行動範囲も決まっていて、通勤、通学路も、毎日顔を合わせる人もいつも一緒、といった感じなのです。
朝、バタバタと会社に出かけて、夕方や夜遅くに、そそくさと家に帰る生活の繰り返しでは、いくらなんでも出会いのチャンスは生まれないでしょう。
泉を掘り当てたかったら、その泉のある場所まで自分から出かけないといけないのです。
それも、『絶対に見つけるぞ!』といった決意です。
情熱を傾けられる場所とは
結婚したかったら、結婚相手に出会えることを祈りながら行動してください。
このような疑問は、誰でも持つものです。
まずは自分が生き生きできる場所に行ってください。
でないと、人にアピールできる魅力的なエネルギーは出せませんから。
自分のお気に入りの場所に行きましょう。
自分がキラキラ輝けるような、自分が魂の奥底から幸せを感じられるような、そんな場所です。
それに、自分がすっごく寂しい時に近寄ってくる人は要注意です。
人は自分がやるべきことを、やるべき姿でやっている時に、自分自身が1番輝きます。
そんな時に、出会うべき人に出会えるものです。
とにかく、自分の仮の姿ではなく、本来の姿を見てもらうこと。
この本来の姿というのは、家でゴロゴロしているとか、お化粧をしていない姿というわけではありません。
そうではなくて、自分の思い通りに生きている姿ということです。
仕事関係の集まりだとか、勉強やボランティアなど、自分が愛情と情熱を持ってやれることに関係する場所に行くのも良いでしょう。
このように、天にお祈りしてから、なんとなく直感的に行ってみたい場所に旅行に出かけるのも良いでしょう。
自分のすべての感覚が、研ぎすまされている時は、目標にどんどん近づいていけるはずです。
とにかく家と会社の往復とか、いつも同じ顔ぶれの人にしか会わないような生活パターンを変えてみてください。
そして、魂レベルで通じるものを感じる人と一緒に、どこかに出かけたり、新しいことにチャレンジするのも良いでしょう。
パウダーピンクのエネルギーを放つ
温かい愛情を示す『パウダーピンクのエネルギー』を自分の中に充満させましょう。
そして、それを全身から放っているようなイメージをしてみてください。
パウダーピンクの色を思い浮かべるとか、パウダーピンクの小物や服を身に付けるのも効果的です。
不思議と知らないうちに表情が和らいで、アプローチされやすい印象になりますよ。
もちろん、自分が受け止められないタイプの人や、避けたいタイプの人が飛び込んで来ようとするかもしれません。
ですが、エネルギー全開で誰にでも愛想よく歩き回る、というのではありません。
そうではなくて、好意の持てる相手を見つけたら、まず温かく迎え入れる勇気を持ちましょう。
同時に、苦手な人や、ピンとこない人はキッパリお断りする勇気と、本当に求めている人を見つける自信も持ってください。
男性と話すのが苦手な場合
異性に対するトラウマで怖いとか、ただ単に恥ずかしがり屋とか、原因はいろいろあるでしょう。
とにかく慣れることが1番です。
人と話をするチャンスのある仕事をしてみるとか、ボランティアで人と関わってみるというのも良いでしょう。
正々堂々としていれば良いのです。
それに、本命の人は自分のことを正しく理解してくれる能力のある人ですから。
友達から恋愛関係に発展できない
異性とはすぐに友達にはなれるけど、恋愛関係に発展しないという人もいます。
この場合は、自分が魂レベルで魅力を感じる人と出会っていないということでしょう。
今の自分に自信がないとか、自分の生活に魅力を感じていないとか、今の自分に満足できていないと、恋人を迎え入れる気持ちにもなれないもの。
または今の自分の生活が大好きな場合も、恋愛でペースが変わってしまうのが嫌で、一線を引いてしまうことがあります。
どちらにせよ、自分の中で片付いてない課題があるはずです。
過去、現在の自分から、未来の自分へと、どう変遷していきたいのか、方針が観えないのが原因かもしれませんね。
片思い、肉体関係で終わってしまう
このような人もいます。
この場合は、『恋愛したい』という気持ちばかりが先走っているかもしれません。
好きな人ができた時点で、自分の中での恋愛感情がいきなりピークにまで盛り上がってしまって、相手に伝わらないまま終わってしまったり…
先に盛り上がりすぎて、相手がついて来れなかったり…
びっくりして逃げちゃったり…
そういうケースってあるものです。
男性は特にこのように考える傾向も強いのですが、それに合わせていると…
なんてことを繰り返すはめになってしまいます。
どんなに惚れ込んでいても…
このように感じたら、その直感は当たっていると思ってください。
そしてそれ以上の関係にはなれないことも覚悟してください。
自分の望んでいるものを与えてもらえないのに、先に相手の要望に応えるべきではないでしょう。
自分の気持ちが定まらないまま、相手の要望に応えて肉体関係を持ってしまっても、それ以上自分の相手に対する気持ちが発展するということは、ほぼ望めません。
そこまでして、相手を引き寄せる必要はないので、魂の繋がりのない人の要望に応えなくて良いのです。
どっちみち、肉体関係重視の人との関係というのは、時間が経つと終わってしまうものです。
サバイバルのための本能によって結ばれている関係なので、『お腹がすいた時に食べる』みたいな感覚です。
そんな肉体的欲求で依存する関係ではなくて、いつも魂でつながっている一体感を感じ続けられる関係でいたいですよね。
見極めたら、絶対に迷わない
自分から先にプロポーズすることを、『自分が先に降参すること』なんて感じるとか、自分から結婚を切り出すのは気が引けるという人がいます。
ですが、自分の人生ですから、いつまでもズルズルと待つなんていうのは危険な賭けです。
このような人もいますが、そんな関係こそ引きずらない方がいいでしょう。
相手に遠慮はしないこと
結婚に関して、どう考えているかは、聞いてみるまでわからないものです。
相手も自分と同じように、結婚したい気持ちが高まっているのなら、以心伝心で自然と結婚の話になるでしょう。
ですが、自分はそろそろと思っているのに、相手は何も言ってこない場合は、何か問題があるものと考えましょう。
自分がこのように思ったら、とりあえず相手にその気持ちを伝えるべきです。
いざ結婚、というところまできて、実は相手の結婚観が歪み切っていることが発覚して、それを浄化するところから、出直さないといけない場合もあるのです。
本物の愛を信じる
相手が本当にあなたを愛してくれているのなら、結婚する心の準備ができていなかったとしても、ありのままの今の自分の気持ちを精一杯説明してくれたらいいのです。
なのに、そこでコソコソしたり、闇雲してしまったり、結婚する意思が全くないようだったら、あなた自身も将来のことを優先に考えましょう。
そして、その関係から脱出することを考え始めるべきかもしれません。
もちろん、時間が経てば…
相手の気持ちが変わって、このように言い始めるかもしれません。
でも、それまで待つかどうか、待つに値する相手なのかどうかを、冷静に判断しないといけません。
期待して待ったはいいけど、全く結婚する気持ちのない相手だったら、結婚に到達できるかどうかも、または結婚できたとしても、その先どんな困難が待ち受けているかもわかりません。
そしてあなた自身も一生涯を通して、そんな相手と支え合っていく決心があるかどうか、自分の手に負える相手なのかどうかも、見極めてください。
人の結婚観というのは、その人の性格の良し悪しに関わらず、経験によって完全に屈折されている場合があります。
そして、結婚について深く考えたことのない人と、いきなり生涯をかけた共同生活をスタートさせてしまうのは、本当に危なっかしいことです。
ですから、出産なども含めた将来の目標のために、冷静に結婚までの時間制限を決めるのはいいことなのです。
大恋愛した勢いで、そのまま結婚してしまう人には、こういった話は関係ないのですが…
冷静に結婚を捉えすぎて、足踏みしている人は、逆に徹底的に冷静に計画した結婚を考えればいいのです。
幸せな結婚をしたいのなら、相手に自分の運命を任せてはいけません。
お互いの人生をお互いの意思で引っ張っていくべきでしょう。
遠慮せずに結婚の話を切り出してみてください。
本物の愛があれば、それがプラスにはなっても、マイナスにはならないはずですから。
結婚願望のない人は避ける
結婚はタイミングが全てといいますが、何のタイミングだと思いますか?
それは、自分も相手も同じように結婚したいという気持ちが高まっているタイミングです。
どんな理由であれ、このような人とは、タイミングがずれているものとして、諦めてしまうことをオススメします。
もちろん、相手のことを好きな気持ちが強ければ、そんな簡単に諦めてしまうことはできないものです。
ですが、いつかあなたのために相手が変わってくれるという期待はできない場合が多いのです。
いつまでも独身でいたい人や、いつか結婚する気があっても、今は独身生活を楽しんでいたい人の気持ちが変わるのを待っていたら、どんどん歳ばかりとってしまいます。
よくこのように、誰かが魔法でもかけてくれるんじゃないかといった、ファンタジーを抱いている人もいますが、現実はそんなものではありません。
もちろん、このように思わせてくれる人に出会うことは、きっかけとしてはとても大きな役割を果たします。
ですが、それだけでは結婚はうまくいかなくて、失敗する可能性が残ってしまいます。
実際に、生活していくということが結婚の土台です。
結婚を前提にお付き合いできる相手を探したいのであれば…
最初からこのようにはっきりと伝えてしまいましょう。
どんなに素敵そうな相手でも、結婚願望がなく、ただデートを楽しみたいと思っているような人では、時間を無駄にするのはあなた自身。
ましてや、子供を持ちたいと思うなら…
このように、単刀直入に断言してしまうのがいいでしょう。
もちろん、同意の上で結婚しても、子宝に恵まれないこともあります。
例えそうでも、最初から魂の伴侶として結婚を決めて、何があっても一緒に生きていくことを約束するべき。
このような気持ちで結婚するべきではないでしょう。
絶対に結婚したいなら、あなたが『結婚』とか『子供』という言葉を言った途端に逃げ腰になってしまうような相手は、人生の目標があなたのものとは、ずれていることになります。
結婚についてあまり考えたことがないような人でも、本当にあなたを愛していたら、あなたが結婚したいという気持ちを尊重してくれるでしょう。
そして、結婚したくないという理由が、自分の経験や結婚観の歪みなど、あなた以外にあったとしても、あなたと出会ったことで、それを癒して乗り越える時期が来たんだと、覚悟してくれるのではないでしょうか?
そういうふうに考えられないのであれば、なんだかんだ言っても、やっぱり自分自身のことで精一杯だという証拠なのではないでしょうか?
そういう人とは、例え結婚までたどり着いたとしても、あとは仕事や交友関係に逃げられてしまうかもしれません。
そして、結婚後にあなたが、ひとりで苦しむことになるかもしれないのです。
結婚したいと思う瞬間というのは、お互いの気持ちのズレがないものなのです。
相手は渋々…なんていうのは、あとでどうなるかわかりませんから。
『もっといい人がいるかも』と思う時
このように思ってしまう時は、結婚しない方がいいでしょう。
自分にも覚悟がないということです。
このように迷う時は、どんなに未練があっても、しがみつかないことです。
この世の中の、こんなふうに思っている人にフォーカスしましょう。
そんなふうに思っている相手は、とにかくターゲットから外してください。
自分の決意が固ければ、必ずそのように道が開けるものなのです。
それを信じて、自分と同じくらい真面目に結婚することを考えている人だけを求めるようにしましょう。
それが、成功する結婚への早道です。
既婚者との未来
女性の既婚者は、最初から離婚を覚悟で恋人を作る人が多い感じがします。
ですが、男性の既婚者の場合、恋愛をきっかけに今の結婚生活から脱出しようという、ただのファンタジーで終わってしまう人が多い感じがします。
このように、希望を持ったりするのです。
ですが、だからといって、本当に離婚までたどり着くかどうかは、最後の最後までわからないものです。
その人の経済力や精神力、行動力、そして人生をやり直す勇気があるかどうかによります。
ですが、どんなに離婚願望があったとしても、『離婚をしないまま現実逃避ができる恋人との関係を保っていける』というのが、1番理想的だと思っている人が多いのです。
すでに結婚生活が完全に破局を迎えている人でない限り…
離婚をして新しい生活に飛び込めるのか
すぐに再婚を考えれるのか
新しいパートナーと子供を持ちたいと思えるか
これらは、誰もわからないことです。
そういったことを知った上で、既婚者とお付き合いをする場合、ある程度期限を決めてお付き合いをしないと、いつまでもいつまでも待ちつづけたあげく…
そういった自分の期待とは、全然違う結果になってしまう可能性が大きいのです。
確実に結婚したいのならば、既婚者とのお付き合いは、最初から避けるのが1番。
もちろん恋愛というのは、いつも完璧な条件で始まるものではありません。
ですから、たまたま好きになった人は既婚者で、今の結婚生活に満足していない人だったりすることはあるでしょう。
子供の有無も含めて、その人の人生の歴史をそのまま受け入れる包容力が、自分自身にあるかどうかということも、正しく知っておいてください。
既婚者側の人が、本当に求めているのは自由で、決して新しい人と再婚することではない場合もあります。
今の生活から逃げたい一心で、恋人を作ってしまう人も多いです。
ですから、そんな人が結婚を考えてくれるのを待つのは、報われる可能性の低い賭けに出るようなものです。
とにかく3年以上ズルズル離婚しないような相手であれば、諦めるのが無難。
ですが、家に帰ってしまうような人に離婚を期待しない方がいいでしょう。
あなたとの恋愛が本物で、あなたと再婚する気があるなら、できるだけ早く、何とか離婚するように、手続きを始めるはずです。
どんな経済危機に陥っても、離婚する気があるかどうか?
相手が経済的に苦しくなることを承知の上で、離婚してもらうことを希望するのか?
自分にはそんな関係を支えていく精神力、経済力、行動力があるかどうか?
慰謝料や養育費などの出費はもちろんのこと、子供のある人なら特に、元の家族と関わっていかなくてはいけない現実を、自分で受け入れられるかどうか。
それによって自分が耐えられないほどのストレスを受けないかどうかなども、よく考えてください。
嫉妬深いタイプの人は、こういった状況は避けるべきでしょう。
実際のところ、既婚者の相手が離婚して自分のところに転がり込んで来てもらっても困る、という気持ちが、自分の中にあるかもしれません。
そして、家族にも恋人に対しても、なんらかの罪悪感があるでしょうから、恋人は大切にして好き勝手にさせてくるものです。
ラブ・アフェアの延長線上にある関係が、本物の恋愛関係、結婚に繋がっていくことは期待しない方がいいです。
例え、恋人が既婚者であっても、あなたにはあなたの人生計画を建てる責任があります。
なので、いつまでに離婚して、その後再婚するのかどうか、ということは、なるべく早いうちから話し合えるようにするべきです。
そこである程度、プランが出せないようであれば、一緒に暮らすことはできても、結婚することは期待しない方がいいでしょう。
結婚することにこだわるのであれば、気持ちを切り替えましょう。
そして、自分の将来の発展に目を向けて、新しく結婚対象の人を探すことを考えるのがいいです。
それこそ、人生を仕切り直すつもりで、新しい恋愛をするべきなのでしょう。
結婚前の破局の危機
順調に結婚に向かっていると思った矢先に、突然片方にブレーキがかかってしまうことがあります。
または、結婚を意識し始めた途端に、喧嘩が多くなってしまったり、長年一緒に暮らしていても、結婚の話が出た途端にダメになってしまうカップルもいます。
どうしてもこのような考えを変えられない人が相手では、もちろん話にもなりません。
自分が本当に結婚したいのであれば、結婚できないと言い張る相手とは、まずは『別れる』という決断をするのがいいでしょう。
これは、惚れた弱みや、ひとりになるのが怖いという不安です。
結婚したくないと言い張る相手の言い分を受け入れるという選択をする前に…
そういう相手にはいろいろな意味で問題があること
そして自分にも弱みがあってそれを乗り越えられていないこと
どちらにせよ、『不安』が1番の原因なのです。
こういった不安があるのです。
これは自立した幸せな自分という基盤がないということもあるでしょう。
何よりも先に、あらゆる不安にがんじがらめになっている自分たちを解放する必要があるのです。
お互いに性格上の問題などがあることはわかっているのでしょう。
こうなるカップルは、お互いに自己中心的なことが多いです。
このようにお互い、パワーゲームの繰り返しのような関係になっていないでしょうか?
共存しているというよりは、我慢を重ねているような感じがしたり、どちらかが『すがりつく』ような関係で、相手を疲れさせてしまっているかもしれません。
関係が、一生続くと思うと嫌になってしまう原因があったら、結婚直前の危機として表面化してくるものです。
そうではなく、正面からぶつかって、解消できることなのか、そうでないのか、とことん話し合いましょう。
マリッジブルーの意味
いざ結婚を決めたら、親族や友人への挨拶や挙式の準備など…
このように結婚を考えれば考えるほど、プレッシャーになってしまう人がいます。
精神的にも、経済的にも、肉体的にも、時間的にも、すっかり消耗しきってしまうのです。
相手のちょっとした態度にオーバーリアクションしてしまったり、不安を感じて、その場から逃げたくなったり、破壊的になったりする『マリッジブルー』。
それによって、せっかくの新しい人生のスタートを台無しにしてしまいたくないですよね。
嬉しい分だけ、不安も出てくるのは、エネルギーというのが、上がった分だけ下がってくるものです。
自分の精神状態も、水位のように、一気に上がれば、1番自分に適した平常心に戻ろうと、一気に下がったりするからです。
結婚を決めてから…
なんて焦らなくてもいいように、これまでのステップがあるのですから、このステップを適当に通過したりすると、自分自身にしわ寄せがきます。
ですから、どんなに舞い上がっても、そそくさと結婚してしまおうとして、プロセスを急ぎすぎないことも大切です。
別に結婚を先延ばしにするというわけではなくても、疑問に思うことはきちんと話しておきましょう。
これらは、自分たちで決めることです。
ですが、あまりにも自分に負担になりすぎてパニックになってしまうようなことは避けるためにも、『期待しすぎ』は慎しんでください。
結婚してからが修行ですし、結婚してみないとわからないことを心配しても仕方ないのです。
『自分たちで、理想の結婚生活を創る』ということが前提。
そして、素材同士としてお互いの片割れになっていく努力をすることを約束するべきなのですから。
マリッジブルーになったら…
それが環境の変化に伴う一時的なものなのか?
それとも相手の何かが徹底的に嫌いなのか?
考えてみましょう。
自分ひとりの気楽さとお別れする悲しみなのかもしれません。
自分ひとりの気楽さは、ふたりになってからも、自分でお気に入りの環境を整えて、時間をかけて調節すればいいのです。
そんな迷いは天のゴミ箱に捨ててしまいましょう。
どんなに準備万端で結婚しても、自らその結婚をダメにしてしまう可能性は残っているのですから。
どうしようもなくなったら、別れるしかないですが、まずはうまくやっていくことにフォーカスしましょう。
中には、こんな気持ちを自分の中で肯定できない人もいます。
相手や周囲の人の意思に流されて、結婚を取りやめるちゃんとした理由がなくて…
このくらいしか言えなくて、そうやってズルズルと結婚に同意してしまったものの、当日どうしても式場に足が進まなくなってしまった、みたいなケースもあります。
これは『結婚するな』という魂の叫びなのかもしれません。
土壇場でキャンセルするとみんなに迷惑がかかるなんてことを気にして、無理して結婚しても、結局は後で離婚したくなるものです。
今の自分が中途半端で、そのまま結婚してしまうのが嫌なのでしょう。
今の自分を幸せにするのは結婚ではなくて、思う存分仕事をすることや、自分を確立することではないでしょうか?
相手に対する愛情もあるし、思いやりもあるし、結婚したくないわけでもない。
そういう時は、未熟な自分を隠さずに、悪者にされても、お金がかかっても、結婚を取りやめるべきでしょう。
そんなことで迷うようでは、ここまで結婚に至った優柔不断の悪循環の中にまだどっぷりと浸かっているということです。
式場に向かう途中で逃げながらも迷う人もいて、結局は連れ戻されて、結婚させられて、その後延々と悩んだりするのです。
何もかも『失いたくない』という不安で決断をした結果が積もり積もったのでしょう。
そこまでして、逃げ惑う人を無理やり捕まえて結婚する相手にも、問題があるのです。
こんなことを結婚直前まで、自分自身や周囲の人間に相談するような状態なら、絶対に結婚するべきではないでしょう。
いさぎよく、結婚するのをやめてしまう勇気を持ちましょう。
もしも親に反対されたら?
親に結婚を反対された場合、少しでも思い当たる節があれば、冷静に考えてみてください。
基本的に親は何よりも、誰よりも、自分の子供の幸せを願っています。
とにかく末長く幸せに暮らしてくれることを望んでいるのです。
このような、親の直感は、きっと当たるものです。
ただこの先、お互いがどれだけ努力をして片割れとして成長していけるのかといった、本人たちの努力にかかってくる部分に関しては、親にも予想できないことです。
ですから、反対する気持ちもわからなくもない場合の方が多いでしょう。
それでも自分が相手を愛しているから結婚すると決めた場合は、『自分たちで選んだ結婚』を成功させるために、夫婦でベストを尽くすしかありません。
そうしているうちに、自分も相手も成長するはずですから。
親の言うことを聞いて、結婚を取りやめて、後で未練が残って…
このように恨むようになるよりは、思い切って結婚して失敗したとしても…
こんなふうに思える方が、健康的ではないでしょうか?
結婚前に話し合った方が良いこと
ここで結婚する前に話し合った方がいいことをまとめました。
子供を持つか、持たないか、持ちたいけれど子供に恵まれなかった時はどうするか、誰が主に子供の面倒をみることになるのか。
毎月の収入額、支出額、貯蓄額などの目標。
家事の分担をどうするか。
肉体、精神の健康状態、病歴などについて。
愛情表現が十分できているか、気兼ねなくセックスについて正直な気持ちを話せるか。
テレビをみる時間、時間帯、どの部屋にテレビを置くか。
お互いの希望や苦情を十分話し合って、受け止めることができるか。
信仰心について。
お互いの友人の好き嫌いについて。
お互いの親とその関係についてどう感じるか、悩むような原因になることはあるか。
結婚したことによって、諦めたくないこと、手放したくないもの、変えたくないことなどはあるか、それは何か。
どちらかの転職のチャンスにより、遠方に移転しなければならなくなったら、どうするか。
相手が結婚に対して、責任を持ってくれていると信頼できるか。
どんな時も一緒に乗り越えていけると信じられるか。
最後に…
ここで、今回のおさらいをしましょう。
幸せな結婚がしたいなら自立する
自分の魅力を相手にわかってもらう
理想のパートナー像をしぼる
見極めたら、絶対に迷わない
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
婚活のための結婚恋愛相談室 室長
望月 美里(もちづき みさと)
では、またお会いしましょう!