このような相談をよく受けます。
と、私はいつも相談者の方にお伝えします。
そうすると、だいたい多くの方が口を揃えていうのが…
なんて尻込みする人が、実は結構多いのです。
結婚に飛び込みたいけど、いざ飛び込めと言われたら怖いんですよね。
『幸せな結婚をする!』と自分に誓う
もちろん、これは諸々の事情や私情が自分の中に渦巻いているからなのですが、自分が「結婚するんだ」と誓うには、結婚に対する恐怖心や疑いの気持ちがあってはダメです。
海外旅行だって、留学だって、不安よりも期待が大きいから行けるわけです。
飛行機だって「自分が乗った飛行機は絶対落ちる!」なんて思っていたら、乗れません。
自分の中にある不安のルーツを絶って、純白の自分の結婚の土台を創りましょう。
「結婚するぞ!」と自分に誓うところから始めしょう。 まずは
結婚する決意をする
あなたが本当に心の底から結婚したいと思っているのなら、決意をきちんと決めることが大事です。
ダメもとで全然かまいません。
自分の期待が外れてショックを受けたらどうしようなんて、自分をかばう心配をしている場合じゃないのです。
決意したのに、結婚も恋人もできないまま一年が過ぎてしまったら、その時にまた考え直せばいいのです。
きっと何か結婚するに足らない条件があるはずです。
決意は固く、思いを強く込める
「結婚してやる!」と決意してください。 「結婚できるのかな…」なんて考えていないで、
結婚もダイエットも就活も、それに挑む姿勢は同じであるべきです。
今までダメだったから、これからもダメなんじゃないかって考えるのはいけません。
そうではなくて、とにかく本命中の本命に出会うまでに出会った人々すべては「ハズレの人」なのです。
過去にうまくいかなかった人は、ただハズレだったのだと考えるようにしましょう。
結婚は「お祈り」と「覚悟」が大事
このように心に決めたら、次は…
このように念じましょう。
急だと感じる人も、このように念じてみましょう。
覚悟ができていなければ、お祈りは届きません。 自分にその
なので、本命の人も現れません。
だから、思い切ってお祈りして大丈夫なのです。
こんなふうに言っていると、あっという間に6〜10年経ってしまいます。
最高でも、一年単位でゴールを決めて、ダメだったら何が原因なのか考えて、お祈りし直すのがいいでしょう。
お祈りの効果は人それぞれ
「私の生涯の伴侶を送ってください。私の全てをかけて、その方を迎え入れ、生涯を共にする約束をします」
このようにお祈りしましょう。
このお祈りが効くかどうかは、自分の人生にパートナーを迎え入れる覚悟がどれだけできているかです。
結婚したいという気持ちが、どれだけ本物かによって決まってきます。
憧れているだけでは結婚できない
このお祈りの言葉を口にすると、かなり重いですよね。
でもそんなこと気にしているようでは、まだまだ結婚する決心がついていません。
座禅をしたいけど、足が痛くなるんじゃないか?と心配するくらいだったら、座禅なんてできないのと一緒です。
「結婚したい」と思っていても、結婚するというアイディアに憧れているだけでは、どんなに念じても、思いは天に届きません。
効果のないお祈りはしないこと
自分を受け入れてくれる人が現れることを願うなら、自分も相手を受け入れる覚悟をしましょう。
このように考えたらキリがない状態では、まだお祈りをする準備ができていません。
効かないお祈りは、絶対に自分でもわかります。
こんなふうに思うはずです。
お祈りはすればするほど、注ぎ込む念が強くなります。
そして、最初は漠然としたお祈りでも、繰り返すうちに明確でシンプルな、自分の願いの結晶になっていきます。
または、そうなった時に叶うものなのでしょう。
効果のないお祈りは、必ず何か大事なことが抜けていたり、非現実的な条件が含まれていたりするものです。
満足のいく結婚に繋がる
自分の好みを具体的に把握しておくことは、自分を迷わせないようにするためのガイドラインとして大切です。
ですが、好みなんてものは変わってしまうこともありますし、好みに束縛されることもあります。
魅力を感じる人を探しましょう。 自分が魂レベルで
お祈りをする時の注意点
例えば…
そんな「不完全な偏ったお祈り」をしないように気をつけてください。
お祈りは具体的な条件も含めること
このようにお祈りするにしても、その中には「健康で、経済的に自立していて、面倒見が良くて、愛情の深い人=最高の父親」というような、具体的な条件が凝縮されているべきです。
この言葉を聞いただけで、その相手に飛びついてしまってはいけません。
お祈りの効果は絶大
どうやってお祈りをするかで、その結果がそのまま現れてしまうのです。
ですから、「エイ!」とお祈りする前に、いったん慎重になって考えてみましょう。
「完全なお祈り」になるように準備する必要があるのです。
自分の直感を信じることが大事
このように決めたら、直ちに相手を探し始めます。
まずは「結婚対象の人を見つける」と思うところから始めましょう。
結婚に向いていなさそうな人は視野から外してください。
いい「素質の人」の人を見つける
「必ず相手が現れる」と信じましょう。
ここで疑ってはいけません。
このように、心配している場合でもありません。
疑えば疑うほど、心配すればするほど、いい出会いまでも逃してしまいます。
いつかその気になるのではなくて、今の時点で結婚するつもりのある人だけを見つめるようにしてください。
直感の声に従うこと
あなたの直感の声がこのようなメッセージを送ってきてくれる日がくるはずです。
直感は自分の中の疑いや不安、期待などの気持ちを遮断しないと、感じ取れなかったり、信じられなかったりします。
イメージが正確なもので、それに迷いなくフォーカスしていたら、ピン!とくるもの。 自分の求める相手の
忠実に生きて、繋がりを強化
真実を伝える魂の声ならば、何か懐かしいような感じがするでしょう。 その声が
毎日コツコツと自分の魂に忠実に生きて、自分の魂との繋がりを強化してください。
自分の魂との繋がりは、自分の魂が正しいと信じる生き方に徹底することで、強くなっていきます。
反応するもの。 魂は自分にとって1番正しいことだけに
私欲や執着によって振り回されていると、魂の声は聞こえなくなってしまいます。
幸せな結婚は直感で決まる
一生涯のパートナーが現れたら、「この人だ!」とわかるものです。
ぜひ、素敵な結婚をされているカップルに聞いてみてください。
なぜか「この人でいいんだ」という確信を持たせてくれるところが、直感の仕業なのです。
「結婚」に対してポジティブな印象を持つ
結婚にあまりポジティブな印象を持てない人はどんな特徴があると思いますか?
例えば、満足のいかない結婚生活をしている友達が周りにいるとします。
このように、不満を言いながら暮らしている人たちを見たり、離婚をする夫婦を立て続けに見たりして、ますます結婚に対してネガティブになっていきます。
本命の結婚相手を示すサイン
自分の結婚観が前向きで、正しいパートナーが目の前に現れたら…
このように思えるようになってくるでしょう。
本命の結婚相手を示すサインなのです。 これこそが、
そのために、結婚に対するイメージの浄化をしましょう。
ネガティブ思考を卒業する
なぜか結婚に否定的になってしまう原因には、自分の経験や概念などいろいろあっても、決定的な原因を自覚している人は、意外と少ないのです。
ネガティブな結婚観になる原因
このように自分は結婚に向いていないんじゃないか、結婚する運はないんじゃないかなどと思ってしまう原因。
別に結婚したからといって、生活が楽になるわけでも、特別変わるわけでもありません。
ですが、ネガティブに想像していた、束縛感のある重苦しい、出口のないような夫婦関係とは全く違って、ひとりでいた時よりも、さらにポジティブで自由な関係を持てることでしょう。
結婚をしてから変わること
こういうふうに思う方もいます。
ですが、自分らしさを失わない結婚生活をしていける相手を選べばいいのです。
確かに結婚すると、お互いの存在を考えて、物事の優先順位が変わってきます。
時間をかけてゆっくりと食事ができるように早起きをするとか、一緒に夕食が食べられるように、どっちでもいい誘いは断って早く帰宅するとか…
枠を広げていく、プラスの行為です。 相手のために時間を作らなければいけないことも、自分の
自分だけで好き勝手にできる時間は減っても、決してそれで損しているのではありません。
時間もお金も労力も2倍かかっていると感じることがあったとしても、2人分ハッピーになれる、新しい幸せを手に入れているのです。
それでも結婚をネガティブに考えてしまう場合
結婚をどうしてもポジティブにとらえられない人は、次に挙げたような様々な気持ちが、自分の結婚観を漠然と霧のように、見通しの悪いものにしてしまっていないかチェックしてみてください。
ネガティブな結婚観のある人ほど、新しいポジティブな結婚観を生み出すような、健康的な恋愛と結婚をする必要があります。
あなたの中には、次のような結婚に対する、ネガティブな感情があるでしょうか?
結婚したいと思えない。
結婚が自分とは縁遠いもののように感じる。
ひとりでいるのが好きだから結婚したくない。
自分のことで精一杯で家族を持つ責任は負いたくない。
親や友人など周囲の人の結婚がうまくいってないので、結婚に対する憧れが湧かない。
恋愛にことごとく失敗して恋愛不信になっている。
異性に対する不信感や威圧感のようなものが強い。
実際、異性に精神的、肉体的に傷つけられたことがある。
親の存在や期待、親との関係などが影響して、結婚に何かと干渉されるのが嫌。
結婚したいと思うこと自体がうっとうしく感じる。
自分が異性にアピールできる自信がない。
人に愛される自信がない。
結婚している人たちが大変そうで、自分は同じような苦労はしたくない。
結婚するということが、依存関係のようで嫌悪感を感じる。
結婚というシステムに縛られたくない。
人に合わせて生活していくのが苦痛。
誰にも束縛されず、気ままに暮らしていきたい。
このような気持ちがあるからといって、あなたは絶対に結婚したくない人間だとは言い切れません。
結婚を毛嫌いしない
よくこのように言う人がいます。
ですが、これは自分に合う結婚がどういうものか、理解できていないとか、結婚に対して歪んだイメージがあるからです。
結婚という形に意味がないと思うのは、「サバイバル婚」のはかなさを意味しているのです。
「魂婚」をするのだと思えば、正式に結婚する意味が観えてこないでしょうか?
基本的にこのように感じる時点で、やはり自分は結婚した方がいい人間なのだと考えるのがいいでしょう。
自分の中にある一般的な結婚のイメージが、自分の生活にぴったりこなくて、結婚を毛嫌いしているだけかもしれません。
献身する覚悟のある関係を持つ
一生お互いを支え合って、一緒に生きていくと約束するのと、ただ誰かと一緒に暮らすのとは違います。
献身する覚悟のある関係を持つという意味で、「結婚する」と考えましょう。 どんな時も協力してパートナーと生きていくという、お互いのために
そして、そんな生き方を、誰かとまっとうするために、その相手を選ぶのだと考えてください。
そう考えられるかどうかで、一時的に一緒にいられる相手を見つけることになるのか。
一生寄り添って人生の旅をしながら、完成度の高い人生を築き上げていける相手を見つけることになるのか。
確信を持たせてくれる人を探す
かけがえのないものになるでしょう。 自分にとっていい結婚は、夫婦としての生き方そのものが、自分の欠点を補ってくれる、
このように確信を持たせてくれる人を探し当てましょう。
中にはこう考える人もいます。
このような考えは、自分中心に全てをコントロールしようとする考えです。
異性への抵抗感の原因も含め、自分の偏った考えを追求して、解消できるようなパートナーを見つけましょう。
過去のダメ恋愛を消去する
本物の恋愛のゴールで、新しい人生のスタートラインと考えましょう。 恋愛に失敗し続けた人も、結婚が
そして、今まで失敗し続けた恋愛(結婚)は全部ハズレだったのだと、開き直ってください。
未来につながる健全な魂を育んでいく、「魂エコロジー」のために結婚するにも、決して痛い恋愛経験に、明るい未来の結婚の展望を曇らせてしまわないでください。
あなたが探しているのは、自分に合った、自分のための、正しい、いい結婚なのですから。
過去のダメ恋愛は「天のゴミ箱」にポイ!
過去のダメな恋愛なんて、綺麗さっぱり、記憶の彼方に消去してしまえばいいのです。
そこから学んだことは「二度と同じ失敗はしない!」ということです。
決意しましょう。 ダメになった相手の、ダメになった理由を理解して、二度とそういう人とはご縁を持たないと、
本当の本命の人を探す
このように、だから自分にはそんな人に出会う悪い異性運があって、きっと結婚相手も何か悪い癖を持っているんじゃないか、と心配するのは仕方ないかもしれません。
大切なのは、そういった心配のいらない人を見つけること。
それが本命の人なのです。
ちょっとでも疑いを感じる人とは付き合わないことです。
自分の魂を曇らせるパートナーは必要ありません。
とにかく自分の中にある「異性運の悪い人間である」という潜在意識を完全に浄化してしまいましょう。
でも、そんなふうに思えば思うほど、人を見る目が曇って、自分の求めるスタンダードが低くなっていきそうです。
「もう悪い異性には近づかないし、引き寄せません」とお祈りしましょう。
過去に苦い経験をした異性のことは、恨みも後悔も執着も天に返上しましょう。
目の前に「天のゴミ箱」があると思って、ポイ!とそこに入れるとイメージしましょう。
取り返したくなったら、いつでも取り返せますから、どんなに恨めしく思っても、未練がつのっても、とりあえず一回捨てます。
純粋な素材の人を求めて、一からスタート
このように恋愛感情を抜きにして、思わせてくれるような、清々しい、ハッピーな人が集まっている場所に出かけてください。
魂を泥沼から救い出して、洗って、磨いてくれるような人です。 あなたに必要なのは、あなたの
または自力で、その泥沼から出て、魂を洗って、磨いて、それを汚すような人には近づかないことです。
と、いっそのこと純粋無垢でハッピーな、赤ちゃんや子供たちのエネルギーに触れて、思い出してください。
ひどい恋愛も、時間が経てば忘れる
このような考えから、新しい相手に対して疑い深くなってしまっては、せっかくの可能性を無くしてしまう原因になります。
それに、前の人の影がチラチラしているようでは、純粋な新しい人を迎え入れることができないでしょう。
ましてや正しいパートナーが見つかったら、いかに前の人が間違っていたか、よーくわかるようになって、痛みは消え、別れてよかった!と感謝できます。
まずは自分がちゃんと冷静に、真面目な人を選んでさえいれば、心配は全く必要ないと思ってください。
本当にいい関係は「楽」なもの
ひとりで生きていくのも大変なのに、それより大変になるようじゃ、続けていくにも限界がきてしまうでしょう。
それなりの苦労があっても、ひとりで絶対に味わえない幸せや、心地よさを感じるものでないと、一緒にいる甲斐がないですよね。
「楽」なものです。 本当にいい関係は
困難であるべきではないないのです。
一緒にいられることが最高に楽で幸せだから、自然に続けていこうと思えるのです。
自分の魂を削らない付き合い方
一緒にいるのが苦しいくらい、緊迫感のある一時的な恋愛沙汰はあっても、それを結婚のレベルまで持っていくことはできません。
もちろん末長く一緒にいるためには努力も必要です。
ですが、それは献身的な苦労も苦にならない努力のことで、決して魂を削るようなことではないのです。
あなたの理想のパートナー像
過去の恋愛沙汰の傷の深い人ほど、その傷を癒せるようなパワーを持った人と結婚しましょう。
自分の恋愛経験の傷から、感傷的になっているところ、神経過敏になっているところ、疑い深くなっているところ、臆病になっているところ、執着心の強くなっているところ、恋愛不信になっているところなどは、自覚してください。
過去の恋愛から不安を消し去ってしまうような人とは、どんなクオリティーの人なのか深く考えてください。
それがあなたの理想のパートナー像です。
これが明確になったら、あとは高望みしないで、余計なことは望まないで、でも自分の望むクオリティーは妥協しないで、その人を見つける努力をしましょう。
異性に対する怒りや敵意はありますか?
一見、冷静で穏和で柔軟そうで、頭も良くて、理性的に見える人。
でも、過去の恋愛体験や、親・兄弟との関係、またはその他の人との何らかの関係によって、自分の中に異性に対する敵対心や怒りが根付いている人がたくさんいます。
「悪どい」性質とは
どんなに素晴らしいクオリティーの人が相手でも、この敵対心や怒りというのが、無意識に目の前にいる大切な人を、傷つけようとしてしまうことがあります。
この自覚のない悪意は、安定した状態の時ほど角を出す性質があるのです。
こういう時になって、自分や相手の1番「悪どい」性質が露わになってくることがあります。
濁っていた川の水が落ち着いて、水面が透明になった時に、海底に溜まったヘドロやゴミを見つけるようなものでしょうか。
『敵意』と『怒り』
この敵意や怒りというのは、言葉に現れたり、理不尽な冷たい態度に現れたり、または暴力として現れたりします。
物を投げたり、罵倒したり、自分の中の自分に対するフラストレーションまでも自分のパートナーにぶつけてしまったり。
普段はとてもいい人なのに、短気、対抗意識、嫉妬心や独占力が異常に強いなど、時々破壊的になるところがあります。
そして、そばにいる人が傷つけられてしまうようなことがあったら、それは一生かけて改善していかないといけないものと思ってください。
ストレスを健康的な方法で発散したり、適切な言葉で表現できる方法を知っていれば、そんなに破壊的になる必要はないはずです。
コントロールの効かない敵対心
誰でも寄り添って生きていれば、意見が食い違うことは何度となくあるでしょう。
自分のムシの居所が悪いだけで、相手のすることが気に入らないこともあるでしょう。
しかし、それが説明しようのない怒りや、コントロールの効かない敵対心に膨れ上がって、パートナーを傷つけるのは、何が何でも避けなければいけませんね。
終わりのない戦いはしないこと
相手を愛しているからとか、せっかく一緒にやっていく決心をしたのだから、という気持ちがある…
でも、2人の関係そのもの以外のことが原因で湧き出てくる、自分の奥底に根深く潜んだネガティブな感情が原因で、お互いを責め合ったりするようでは、終わりのない戦いにお互いを巻き込んでしまうことになります。
長く付き合うには話し合いは大切
そういったことを少しでも感じたら、何か隠された怒りなどがないか、話し合ってみてください。
ここで話し合いもできない相手なら、基本的に長くお付き合いをすることは諦めましょう。
いつか別れる心の準備を始める必要があります。
今まで付き合ったことのない人
「魂の結婚」をするステップを踏みましょう。 付き合ったことがない人が結婚を考える場合は、純粋に
そして、最高の素質の人を見つけること。
いつも自分の気持ちを素直に相手に伝えましょう。
そして、「おかしいな?」と思うことは、「そんなものかも」と放っておくのはやめましょう。
または問題にぶつかった時にすぐに諦めることもいけません。
このような考えになって、心閉ざしてしまわないように気をつけてくださいね。
自分の生い立ちと結婚観
自分の結婚観は、自分の生い立ち、親との関係に最も強く影響されてしまいます。
親との関係に問題を引きずったままでは、それを自分の結婚生活にそのまま持ち込んでしまいます。
そして、どんな素晴らしい相手との関係も、台無しにしてしまうかもしれないのです。
面倒くさくても、気分が悪くても、どうにも変えようがないと思っても、自分の未来の結婚生活を健康的に保つために努力しましょう。
すぐに問題が解決できなくてもいいのです。
ここは何とか忍耐強く、自分と親との関係を健康に保てる距離をしっかり置いてください。
それができていないまま結婚してしまうと、不整備のままの乗り物に乗るようなことになってしまいます。
特に異性に対する感情や行動のパターンは、異性の親との関係が、いい意味でも、悪い意味でも、そのまま反映されてしまうものです。
父親が与えてくれるのは信頼と自信
父親の存在の薄かった人や関係の悪かった人に見られる問題は、人を頼るとか、信頼することができない、ということが多いです。
人を頼れないから自分で何でも解決しようとするわりには、自分に自信が持てなかったり、人を頼るのが嫌なぶん、人から頼られるのも嫌だとか。
自信を象徴する存在であるべきなのです。 父親というのは、そこにいてくれるだけで「何が起きても大丈夫」と信じることができるような、
期待と依存はしないこと
自分の父親を基準に、世の中の男性を比較してしまうことも、避けられないことのようです。
父親が無責任だったとか、離婚や死別で不在だったなど、父親を頼れなかった体験が、男性を頼りにできない自分を創ってしまうことがあります。
怒りやフラストレーションとして根強く残ってしまっていると、男性に反発したり、男性をありがたく思えなかったりすることもあります。
また、否定的なイメージを覆そうとして、男性に期待しすぎたり、依存しすぎる傾向になってしまう場合もあります。
男性も女性も、父親の存在なしに育った人は、男性との間に境界線を引いて、相手と共存するという感覚がなかなか持てないこともあります。
完全自己解決型の行動思考
人を頼れないと、自分ひとりで頑張りすぎて燃え尽きてしまう。
それが原因で孤立してしまう、または最初から人を頼る気が無いので、自分で何でも背負い込んでしまう。
自分で何でもやらないと気が済まない、人に頼れもしなければ、逆に競争してしまうなど、完全自己解決型の行動思考パターンは、自分の恋愛や結婚にまで悪影響を及ぼしてしまいます。
歪んだ恋愛をしない
自分の中に、父親に対する怒りやフラストレーション、哀れみなどが根付いていると、男性と接する際にそれが出てきてしまうことがあります。
男性に対する、根本的にネガティブな感情や、被害妄想から、必要以上に相手に対して短気になったり、同情したり、相手を変えようとか、救おうとか、自分を認めてもらおうとかいった気持ちに執着することもあります。
変なところで、どうでもいい人に父親的愛情を求めてしまったり、めちゃくちゃな男性を何とか受け入れようとする、歪んだ恋愛を持ってしまう人もいます。
「期待」と「現実」のズレ
また父親がしっかりした人の場合、男の人はそういうものだとか、そうあるものだと期待しすぎたり、全く頼りにならない人にさえ、いつかその人が頼もしく変わってくれるんじゃないかと思い込んでしまったりしてしまいます。
自分の中の相手に対する期待と現実がズレていることが気がつくのに、ものすごく時間がかかってしまう人もいます。
母親が与えてくれるのは安心感
母親との関係の悪かった人に見られる典型的なパターンは、母親が子供を自分の思い通りにコントロールしようとしすぎた結果のようです。
あれこれ口うるさく干渉されるのが面倒なので、全くコミュニケーションを閉ざしてしまう、または言うことを聞いているフリだけして「ハイハイ」と返事するだけとか。
母親の前では言いなりになって、いないところでは全く正反対の言動をするといったことが当たり前のようになっている、といったようなことです。
母親以外の女性との関係
母親に対するネガティブな感情のせいで、女性に対して批判的になったり、女性の意見を拒絶してしまったり、漠然と女性は苦手だと感じる人もいるようです。
父親とは付かず離れずの距離を保てても、母親との距離というのは、程よく保つということが難しいことも多いみたいです。
全面的に母親のペースに巻き込まれる。
自分のペースを保つために、完全に距離を置いて、まるで逃げるようにする。
母親の影響力が強すぎて、恋人や妻との関係にまで母親が関わってくるのが嫌で、全く何も知らせなくなる。
口出しさせない!といった姿勢が強くなる。
こういうことが母親以外の女性との関係にも知らないうちに反映して、問題になるようです。
父親の暴力などから自分を守ってくれなかったという怒りで、母親に敵意をむき出しにする人もいます。
母親との絆は大事
安らぎの基盤であるべきです。 母親の存在は、そこに戻れば安心できるという、
一般的に母親との関係がよかった人は、思いやりや愛情豊かで、精神的にも安定しています。
揺るぎない愛情を注がれて育つということが、私たちの人間形成の土台になるからでしょう。
母体は、人間の命の源ですから、母親との絆がもろいと、生命の危機ともいえるくらいの、あらゆる不安に襲われてしまうのでしょう。
自分と自分の愛する人のための努力
両親の在り方は、そのまた両親たちの在り方に影響されていますから、古いカルマが連鎖して出来上がっています。
両親のいいクオリティーは受け継ぎましょう。
悪いクオリティーは自分の生活も、結婚生活にも持ち込まないようにするのが、大きな課題の一つ。
自分の人生のルートを浄化して、せめて自分の子供には、できる限り自分の持っているいいクオリティーだけ、またはそれ以上の物を与えてあげたいと思うのが、親心というものです。
自分と嫌との関係がどんなにひどいものであったとしても、自分が成長することで、子供には同じ思いをさせないように全力を尽くすのは、親としてせめてできることです。
努力を怠らないようにしましょう。 根気よく、諦めないで、自分と自分の愛する人のために、その
自分を破壊しない
改善したくてもできなかった、変えたくても変えられなかった親との関係を、助けようのない他人との恋愛に置き換えてしまう人もいます。
自分で手に負えない問題や、自分ではどうしようもない、パートナー自身の問題にまで身を乗り出してしまって、自分を破壊することもあるのです。
親との関係に気付くために…
人間関係で次のような問題を感じる時、自分の親との関係上ネガティブな体験が自分の中に浄化されないまま残っていないか、よく考えてみてください。
自分で修正しなければいけない部分として、どうしてそういうことになったのか、背景などの理由について考えてみましょう。
典型的には過保護、与えられすぎ、干渉やコントロールのされすぎ、ほったらかされすぎ、暴力や暴言などで脅かされた、冷たくあしらわれた、裏切られたような気持ちにさせられたなどが、以下のような問題として表れてくるようです。
人に頼れなくて、何でも自分で抱え込んでしまう。
間違った人、悪い人も信用してしまう。
人に依存しすぎて、誰かが自分を助けてくれるのを待っている。
人をあてにしすぎる。
自分からは何も行動を起こさないで、人が与えてくれることや、向こうからやってくるチャンスにしか興味がなくなってしまう。
経済的に他の人を頼ってしまう。
自分を傷つける相手に同情して、甘やかしてしまう。
うるさいことを言われたくないので、何でも自己完結してしまおうとする。
親が浮気をしたことで傷ついているのに、自分は浮気を許してしまう。
自分を受け入れようとしない相手に、意地でも自分をわからせようとする。
人の話を聞く根気がなくて、少しでも自分の意見と違ったことを言われると、カッとなって心を閉ざしてしまう。
人の指摘を受け入れることができない。
自分のことなんか説明しても、わかってもらえないだろうと決めつけてしまう。
冷たくされるのが我慢できない。
突き放されそうになると、パニックになってしまう。
いつも置き去りにされないかという不安がある。
異性のことが信用できない。
異性を敵対視する。
自分を傷つける人を必要以上に許そうとする。
親との関係が原因の痛みを麻痺させるために、同じような間違いを模倣する。
自分を受け入れない人、自分を捨てようとする人にしがみついてしまう。
将来性のない関係でも別れられない。
過去の関係を断つことができなくて、過去の恋人をみんな友達としてキープしようとする。
最後に…
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
婚活のための結婚恋愛相談室 室長
望月 美里(もちづき みさと)
では、またお会いしましょう!